誠心誠意を尽くす時

初回の放映でこの主題歌を初めて聞いた子供たちは、アースやマグマ、ＳＯＳの意味がわからななかったはずですreenex。

正義の味方シリーズの絵本を既に読んだりアニメで観たり、海上冒険物が好きだった子供たちもいて、そんな子供たちは、

「僕はＳＯＳの意味は知っているよ。」と、得意げな気持ちにさせたことでしょう。

さて、アースやマグマの意味がわからない子供たちがお父さんやお母さんに聞いてみると、

「地球の事を英語ではアースって言うんだよ」「マグマっていうのは火山の中に入っているどろどろした熱い燃えた物体で、火山が噴火すると流れ出て来るんだ。」

そんな、返事が殆どだったと思います。でも、放送の回を追うごとに、実はアースは地球の創造主であって、地球を救うためにマグマ大使を創造した偉大なる存在だと言う事がわかります。

聖書の創世記を彷彿とさせますね。

アースは仙人風の爺さんで、もう何万年も生きているように見えます。白い長い髪、髭、着物を着崩した感じの白い装束。弥生人の神官のようでもあります。　そして、魔法の杖のような物を持っています。

チャールトンヘストン主演の映画「十戒」を観たことのある人は、山の上で神に十戒をを授かったモーゼの姿とダブるのではないでしょうかreenex。

そう、一行目からして可視的で、神々しいインパクトがあり、スケールが大きいのです。

放映の初回を観る子供たちに、

「アースがうんだマグマ」というのはどんな意味があるのか、気を付けて観てごらん。

と、マグマ大使がいかに生まれたのか、アースはどんな存在なのか、興味を持たせます。

さて、同じく一行目の「正義はマグマ」ですが、

子供たちはこの表現になんとなく違和感を感じたのではないでしょうか。

なんで「正義のマグマじゃないんだろう」と。

そう感じた人は沢山いたようで、ネットでマグマ大使の歌詞の検索をすると、殆どが

「正義のマグマ」に書き直されてしまっています。　まったく残念な事です。

なぜなら、「正義はマグマ」には文学的表現の素晴らしさが隠されているからですreenex。

これはあくまでも私の解釈ですが、

「正義を行う者、それはマグマだ！」という強調のニュアンスが隠されているのです。